NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の主題歌であるスガシカオの「Progress」の歌詞に、キャリアをよく表してるなと思う一節がある。
ずっと探していた理想の自分って もうちょっとカッコよかったけれど
ぼくが歩いてきた日々と道のりを ほんとは"ジブン"っていうらしい
という一節。
キャリアというと、「これからどうする?」という未来のことを考えがちだけど、キャリア(career)の語源は「馬車の轍(わだち)」だそう。
つまり、この歌詞が言うように、「自分が歩いてきた日々と道のり」がキャリアであり、「ずっと探していた理想の自分」はキャリアとは言わないのである。
「自分が歩いてきた日々と道のり」は過去のことだけとは限らない。
今日のことも明日のことも、それが積み重なって「キャリア」となっていく。
だから、今日をいい加減に生きていたら、自分が思うようなキャリアは作れない。
今日も明日も、来る日も来る日も、一生懸命に生きていかなければいけないのだと思う。
自分の今に不満があったら、自分で変える努力をして欲しいと思うし、少しずつでも良いから前進して欲しいと思う。
「Progress」の最後はこう結ばれている。
あと一歩だけ、前に 進もう