女性の生き方とキャリアを考えるブログ

lifecareer.exblog.jp
ブログトップ

ワーキングマザーのブレイクスルーポイント

1年以上前の話で恐縮ですが、去年のお正月、私のロジカルシンキングの師匠、Toshiさんのご自宅の新年会に呼んでいただきました。

呼ばれたメンバーはビジネスの第一線で活躍中の独身男性、独身女性、新婚カップル、子持ち男性で、ワーキングマザーは、というか母親は私一人。子持ち男性以外は初対面の方々でした。
当時、私は大学でユルくキャリアカウンセラーをしていたので、一番濃くお付き合いしてるのは子どもの幼稚園のママ友達やSNSで繋がっているWM友達だったので、「子どもがいるのは当たり前」だと思っていました。
しかし、少子化だけあって実際は「子どもがいるのは当たり前」ではなく、子どもがいるって、WMって、なんてマイノリティなんだ!と思ったわけです。普通のWMの方なら会社で常にそう思っているかもしれませんね。以前働いていた大学はWM率がとても高かったので、その点でも感覚がちょっと狂っていたかもしれません。
私は初対面とはいえ、もともと気のおけない集まりのメンバーなので、皆さん本音でバンバン話していたのですが、そこで思ったことは。

WM同士が集うイベントってものすごく多いけど、WM同士が集まって話しても劇的な進歩や変化は望めないだろう、ということでした。

WMの先輩に時短家事の方法とか、育児のこととか、時短仕事術や処世術など、ちょっとしたノウハウを教えてもらって、「改善」はできると思います。
しかし、仕事で突き抜けるには、WMよりむしろ、独身の人や子どもがいない人や男性の視点(立場)を理解することが不可欠なのではないか、と。その視点なくして仕事で成功はないな、と思ったのです。

仕事だけでなく、家庭においても同様で。
そこに参加していた子持ち男性の奥様はバリキャリWM。お子さんの年齢も我が家と近く、彼の本音を聞いていたら「うちの夫も(私には言えないけど)そう思っていたんだ!」と確信しました。
彼も恐らく、その本音は奥様に言ってないと思う…(苦笑)。
女性同士で話していても、彼の視点に立てることはなかっただろうと思います。

ワーキングマザーならではの辛さ、大変さを分かち合うにはWM同士で話すのが良いのかもしれませんが、状況を本気で良くしたいと思ったら、違う立場の人の話を聴くことがブレイクスルーになるのではないかと思った出来事でした。
[PR]
# by kumikokubo | 2015-03-08 02:06

正社員を辞めるのはもったいない?

先日、ママ友達に、私が結婚後も大手電機メーカー(実社名)の正社員・総合職で働き続け、36歳で辞めたことを話したら「えー、もったいなーい!」と言われました。

が、当の私は「全然もったいなくなんかないよ!」と胸を張って答えたし、実際そう思っています。
確かに、あのまま働き続けたら今頃…と収入を計算したら、びっくりするぐらいの貯金ができていたかもしれません。
でも、仕事に全く意味が感じられなかったし、周りはヤル気のない人ばかりだったし、会社の席に座ってる時間がもったいなくて(こんなとこに座ってるぐらいなら家に帰って家事をやりたい!と思っていました)、いてもたってもいられなかったのです。そして、大企業で安泰といっても、会社がなくなったら「ただの人」になってしまう・転職しても使いものにならない(というかそもそも転職できない人になってしまう)ことに、ものすごく焦りを感じていました。何より、あのまま正社員を続けていたら妊娠できたかどうかもわかりません(当時は、というか、妊娠するまで子どもがどうしても欲しいとは思わなかったのですが)。

大企業を辞めて転職に失敗してフリーターになって、本当に辛い時もあったけど、そんな時でも「辞めなきゃ良かった…」とは一度も思ったことはありません(そこまで、本気で嫌だったんですね・笑)。

大企業の正社員を辞めたら、同じ規模の会社の同じようなポジションには就けないことが殆どなのです。
だから、一般的には「正社員を辞めたらもったいない」と仰る人がとても多いのですが…。
前回の記事で、子どもが病気になったお母さんの罪悪感と、現実に罪悪ということは別、とお話ししましたが、ここでも「辞めたら二度と正社員になれない(再び正社員になるのはとても難しい)」という「事実」と、「もったいないと感じる」ことは切り離して考えるべきなのだと思います(感情は、人によって違います)。

自分にとって、正社員のポジションに就いていることが非常に大事なら、「もったいない」ということになりますが、自分にとってもっと別に大事なこと(仕事内容・働く時間・家族など)があれば、「もったいない」とは限らないのです。

価値観は人によって違うし、結婚や出産でガラッと変わるものだと思います。
「自分がどうしたいのか」「自分にとって何が大事なのか」を常に考えて、一人でも多くの人が「自分の生きたい人生」を生きられるよう、私もカウンセラーとしてお手伝いしたいと思っています。
[PR]
# by kumikokubo | 2014-06-01 00:00

WMを「辞める支援」

私のWM友達のブログから、お友達のブログに行き着いた。
そこには、その方がWMを辞めることにしたという話が載っていて、その中に「WMを続けるための情報はたくさんあるけど、こうなったら辞めどき、みたいな情報がなかった」と書かれていた。
まさに、私が考えていたことと同じで、その方は私の直接のお友達ではないけれど、友人を通じて支援ができたら良かったのに…と思った。

自らもWMのキャリアカウンセラーの方々は口々に「WMの支援がしたい」と言ってて、でも話を聞くと、WMの支援=仕事と育児の両立、だったり、仕事を続けるための支援だったりして、カウンセラーは最初っから「続けさせる」ために支援をしようとしていて。
相談に来る人は、様々な理由で辞めるか続けるか悩んでいるのに、カウンセラーは話を聞く前から続けさせようとしているわけで。それじゃカウンセリングじゃないじゃん!と疑問を感じていたのです。

妊娠しても、出産しても続けてきた仕事を辞めるのは「もったいない」、「大変なのは今だけ」「もう少し頑張れば楽になる」…とは誰もが言う言葉で、だからこそカウンセラーはクライアント(来談者)に寄り添わないといけないのに、一緒になって同じこと言ってどうする!(怒)

本当のキャリア支援とは、「その人がどうしたいのか」を明確にし、行きたい方向に行くのに不安なことは何か?それを払拭するにはどうしたらいいか?を一緒に考えることではないかと思うのです。

正社員が辛ければ非正規に転職したっていいし(非正規には非正規の辛さもありますが・苦笑)、通勤が遠ければ家の近くに転職したっていいし、経済的事情が許せば専業主婦になったっていいんだし。
子供の保育園だって、認可じゃなくても認証だっていいんだし。

WMは本当に大変だから、辛いときには「辛い!」、辞めたい時には「辞めたい!」と、もっと大声で言える場があるといいのに、と思います。

「辞めたい」ご相談も、遠慮なくどうぞ!「続けろ」「頑張れ」とは決して言いませんので。(笑)
[PR]
# by kumikokubo | 2013-04-21 01:20

主婦の再就職について考える・その2

去年から何度か「ママのキャリアを考えるワークショップ」のお手伝いをしています。
といっても友達と二人で、参加者も数人という超こぢんまりのワークショップですが。
友達が主宰していて、そろそろ私もやってみては?と言われたので、自分の考えをまとめてみました。
また最近、幼稚園ママ友達(専業主婦の方ばかり)とSNSで繋がり、彼女たちの、充実した生活を送りながらもモヤモヤ感が拭えない状況を感じ取ってしまい、忙しい中でも立ち止まって考えてみたら、いいんじゃないかなぁ、、と思っています。

専業主婦の誰もが、なんとなく気になる「再就職」ですが、こんな順番で考えていったらどうかな?と思います。

1.自分のモヤモヤ感や、漠然とした焦りの原因を考えてみる
  子供はかわいいけど、ママ友達とのお付き合いも楽しいけど、「でも…」と思ってしまうのは何故でしょう?
  モヤモヤするのは何故?何に対して焦りを感じているの?
  ちょっと考えてみてください。

2.それを払拭するには何をすれば(または、どういう状況になれば)いいのかを考えてみる
  実現可能性は全く考えず(これ重要!)、「こんな風になりたいな~」「こんな生活になったらいいな~」と
  イメージしてみてください。
  そうなるには、「収入を得る」「働く」ことは必須でしたか?
  それとも、ボランティア等で「誰かの役に立つ」だったり、習い事など「趣味・やりがいを持つ」ことでもいいですか?

3.2で、やっぱり働きたい!と思ったら。
  まず「何のために働きたいか=働く目的」を明確にしましょう。
  これは、ご主人を説得する時にも、再就職の面接でも、実際に働き始めて何かあって凹んだ時にも、
  とても重要になってきます。じっくり考えてみてください。
  目的が「お金」の方、そこで終わらず、そのお金は何のために必要なのか?まで考えてみてください。
  それが「本当の目的」です。

4.将来像を考えてみる
  2でイメージしたよりも、もう少し具体的に考えてみてください。5年後でも10年後でも構いません。

5.優先順位を考えてみる
  4で考えた将来に向かうために、これからどのぐらい力を入れられそう(または入れたい)ですか?
  また、現状は何にどのぐらい自分の力を使っていますか?
  優先「順位」を考えると、もちろん子供や家庭が一番になってしまうと思うので、全体を100にして、
  1.自分
  2.子供(育児)
  3.家庭(家事)
  4.その他
  で割合を書いてみましょう。「現状」と「これからこうしたい」と二通り書いてみてください。


…ここまでで、自分の気持ちはだいぶ整理できたでしょうか?
その上で、働く時間や仕事内容、雇用形態を考えていってはどうかな?と思います。

女性が、結婚していても子供がいても、「自分」の人生を生きられるよう、応援していきたいと思っています。
[PR]
# by kumikokubo | 2012-09-23 20:43 | 主婦の再就職

一般職か総合職か

先日、勤務先の大学職員の方とランチに行った時、私が一般職から総合職に転換したという話をしたら、女子学生の就職について、「総合職で就職した方がいいと思うのに、金融一般職を目指す学生が多い」と嘆いていた。
仕事は大変だけど待遇だっていいし、一般職から総合職に換わるなんて言ったら、最初から総合職で入るよりももっと大変だから、というのが総合職を勧める理由のよう。
私は金融一般職なら、仕事は結構ハードだし、40代ぐらいになれば一般職でも主任ぐらいにはなれるから、まあそれでもいいかなと思う、とその場では答えたのだけど。

後からよく考えたら、就職とは、「一般職か総合職かを選択する」ということではなく、「一人で生きていくための力をつける」ということなのかな、と思いました。
そのためには、サポート的な一般職ではなく、「自分で考えて行動する」ことが求められる、総合職に就くべきなのかな、と。

女性の人生は、結婚する/しないによっても大きく違うし、結婚する相手によっても大きく変わるし、子どもを持つ/持たないによっても大きく変わり、予測が非常につけにくいもの。
だからこそ「一人で生きていく力」が必要なのではないかと思うのです。

殆どの女子は「私は結婚したいから、一人で生きていきたくなんてありません」と言うでしょう。
でも「一人で生きていく力」は、一人で生きていく時だけに発揮されるものではありません。

例えば、結婚して子どもができて専業主婦になって、夫が地方に転勤になった時。
誰も知らない土地で、昼間は子どもと自分だけ。夫も慣れない土地の仕事で余裕がなく、帰ってきても、ろくに話も聞いてくれない。
そんな時に、「一人で生きていく力」があれば、自分から積極的に外へ出て行って友達を作ったり、公的な子育て支援施設を調べて行ったり、ということができるでしょう。

また結婚した後も「自分がやりたいことをする」「自分が生きたいように生きる」ためには、総合職的な仕事での経験がとても役に立つと思います。
それは、世の中の動きを見ることであったり、夫との折衝(!?)であったり、起業とまではいかなくても自分がやりたい仕事に就くことも。もちろん起業する人もいるでしょう。
趣味を活かして何かのお教室を開く、なんてときも、ビジネスの経験がとても役に立ちます。

自分でしっかり働いて、それなりの収入を確保していれば、結婚相手の選択肢だって広がります。
夢を追いかけて収入が低い彼との結婚も可能になるし、相手に「年収●百万以上」なんて条件をつける必要がなくなります。
更には、自分がしっかり働いていれば、同じようにバリバリ働いている男性との出会いも増えるし、そういう男性と話題も合うでしょう。

結局のところ、総合職的な仕事をすることは「自分の人生の選択肢を増やしていくこと」だと思います。

最後に付け加えると、「M字カーブ」という言葉が示す通り、一度専業主婦になった人も40代になるとまた働き始めます。私の友人達も、かつては専業主婦だったけど、いまは何らかの仕事をしている人が非常に多いです。
子どもが小学校高学年になると教育費がハンパじゃなくなるので、結局パートに出ることになるのです。
「結婚して専業主婦になるから一般職でいい」という人も、一生専業主婦でいられる人は実際には非常に少ないということを知っておくべき、と思います。

ちなみに男性においても、仕事ができない人よりも仕事ができる人の方が、「自分が生きたいように生きられる」可能性は高くなります。
収入が多いのはもちろんですが、仕事ができる人は折衝も上手な場合が多く、自分の都合のいいように(もちろん相手に悪く思われることもなく)物事を運ぶことができるし、要領がよくて会社に縛られなかったりするからです。
もちろん起業などで好きなこと・やりたいことを仕事にできるケースもあるでしょう。

というわけで、女子も、単に総合職に就くだけでなく、「仕事ができる人」になった方がいいと思います。
私も、もうちょっと自分が「できる人」だったら、もっと色々うまくいくのになぁ、、と思っています。
私はまだまだ修行が必要なようです。
[PR]
# by kumikokubo | 2010-11-14 00:41