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女性の生き方とキャリアを考えるブログ

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家事上手は仕事上手に通じる

忙しく働き、キャリアを磨いている女性にとっては、家事なんて二の次。「私にはそんな暇ないわ」と家事を軽視する人が多いのではないだろうか。
私もメーカーで総合職としてバリバリ働いているときはそうだった。なんとなく、外で仕事をする者が偉くて、家事をやる者の身分が下だという気がしていた。実家にいて家事を全て母任せにしてろくに手伝いもしないくせに「私は仕事で疲れてるのよ!」と威張っていた。

しかし、実家を出て一人暮らしをしたり、結婚したりすると、否が応でも家事をしなければいけなくなる。そこで、家事の能力が生活全般に影響を及ぼすようになる。
仕事から帰ってゴハンを作らなければいけない。時間がない。料理上手だったら冷蔵庫にある食材を使って、ちゃちゃっと1品作れてしまうだろう。料理下手なら時間がかかるか、お惣菜を買ってきたり冷凍食品で済ませてしまったり、はたまた外食したり、ということになる。
つまり料理上手なら、仕事もバリバリやって、料理も作れるのである。

「仕事ができれば家事をしなくて済む」のは、一昔前のお父さんたちの話。
いまは女性も男性も、仕事をしていても家事をやることだって、求められているのだ。

専業主婦の女性は、今が家事上手になるチャンスだと思う。いま、家事をいかにして効率よくやるか?を追求していけば、いずれ再就職したときにきっとそのスキルが役立つ。再就職しなくとも、育児に忙しい中で自分の時間を確保することができるはず。
どんな環境におかれていても、やること・できることは絶対にあるのだ。

私自身、家事下手なので、自分が家事上手だったら、もっと効率良くできるのに!!ともどかしく思うことが、よくある。
# by kumikokubo | 2005-12-08 00:38

仕事がつまらないときはチャンス

仕事がつまらないと感じるとき、仕事を変えようとする人がいる。でも、それはチャンスなんじゃないかと最近思う。
忙しかったら「大変」という思いが先立って「つまらない」にはならないから、「つまらない」ということは、その仕事に慣れきっていたり、手が空いてしまったり、わりと余裕がある状態だと推測できる。
そこで、つまらないからといって慣れきってて余裕がある仕事を辞めてしまうのはもったいない。
そういうときこそ、仕事以外で新しいことを始めるチャンスだ。今までやりたいと思いつつ始められなかったことが、きっとあるはず。仕事帰りにスポーツクラブに通うもよし、資格取得の勉強をするのもよし。そこで仕事を変えてしまったら、慣れるまで当分の間はまた、新しいことを始められなくなってしまう。
そうこうしているうちに、「余裕があるのなら、、」と新しい仕事を任されるという展開もある。

派遣だと、余裕がある→暇と思われる→終了になるんじゃないか?と心配になってしまうけど、それならそれでいいのかなとも思うし、それまできちんと仕事をしていれば終了にならずに新しい仕事を与えられるケースも多い気がする。

つまらないからといって、絶対に手を抜いてはいけない。
# by kumikokubo | 2005-12-04 22:11

派遣就業中の求職活動

派遣から正社員を目指している人は少なくない。そこで一番悩むのが契約との絡み、そして時間の取り方だろう。
派遣は3ヶ月契約の場合が多く、契約満了ではない途中終了は、基本的にはNG。
いざ正社員としての採用が決まっても、契約満了までの2~3ヶ月も待ってもらえないこともあり、途中終了するか、諦めるかのどちらかとなる。稀に更新のタイミングで就職が決まり、期間満了で終了して就職、という人もいるが。

以前も書いたが、派遣スタッフの中には「じっくり就職活動したいから、派遣は終了する」という人がとっても多い。確かに週5日フルタイムで働いての求職活動は大変だから、仕事を辞めて求職活動、と考えてしまう気持ちはわかる。履歴書1枚を手書きで書くだけでもすごーく時間かかるし疲れるしね。
しかし、私は以下の理由で就業しながら活動することを薦めている。
どれも当たり前のことばかりだけど。
1.活動を有利に進められる
 離職して無職の人と、いま仕事している人、企業がどちらを採用したいと思うかは明白。
 離職してしまうと「相手も納得できる、辞めた理由」も考えないといけないし、「求職活動」はその理由にはならないから。
 面接で仕事内容を聞かれるときも、「こないだまでやってた仕事」よりも「今もやってる仕事」の方がうまく説明できるに決まっているし(これは私が説明下手だからそう思うだけかもしれないが)。
2.安心して活動できる
 なかなか決まらないとき、定職があって毎日行くところがあり、収入がある、というのは想像以上に安心できるもの。落ちれば凹むのは無職でも仕事してても同じだけどけど、仕事を続けていれば「まいっか」と必要以上に落ち込むこともないし、焦ることもない。面接の交通費や写真代など出費もバカにならないから、貯金を食いつぶす状態だと精神的な余裕もなくなってしまう。
・・・って、大きくは2つしかないのか、と書いてて自分で思ってしまったけど、細かく挙げればきりがないほどメリットはある。
なので、しんどいなーと思っても、是非、就業を続けながら転職してほしいと思う。
それで就職が決まって、万が一、途中終了せざるを得なかったとしても、それまでの働きと人間関係がきちんとしていれば、派遣会社の営業だってわかってくれるはず。
その際のポイントは「×日から来て欲しいって言われたから、○日で辞めさせて欲しい」といきなり言うのではなく「×日から来て欲しいって言われたんだけど、それじゃあ急すぎてご迷惑をおかけしてしまうので、契約満了した○月で可能かどうか、先方と交渉してみます」と言うこと。
派遣会社の営業だって、前者の言われ方じゃ身勝手さにカチンとくるけど、後者なら「じゃあこっちもなんとかしてあげよう」と思うに違いない。
これから正社員で働こうというのであれば、今までの職場に迷惑をかけないという常識をわかっていることや、就職先に交渉しようという交渉力は必須。
事実、私が担当したスタッフさんで正社員としての就職が決まった二人は、何らかの交渉をして、迷惑をかけずに転身した。
# by kumikokubo | 2005-11-30 01:07

専門性にこだわることは有利か?

秘書とか受付とか経理といった専門職種で働きたい人にはこだわりが多い気がする。
例えば「受付と総務」といった仕事内容の場合、なかなかスタッフが見つからないことが多い。
「受付をやりたい人」は、総務の仕事なんかやりたくないからだ。彼女らにしてみれば、自分は受付としての経験を積んでスキルアップしていきたいから、受付だけでなく総務の仕事をしなきゃいけないとなると、その分、受付としてのキャリアが積めないと思ってしまうらしい。
しかし、それは本当にマイナスなのか?
受付としての道を極めるのもいいかもしれないが、総務の経験があれば、後々総務に進むという選択肢ができる。受付にこだわってその道を極めるということは、逆に「受付しかできない」というリスクを背負うことになる、と考えるべきだと思う。

専門職種=潰しがきく、という世間一般の見方はあるが、それが実際に通じるかとなると、話は別、と考えたほうが良いかもしれない。

ちなみに元スチュワーデスの友人は、結婚して退職後しばらく主婦をして、さて派遣で仕事でもしようかと思ったら事務経験がなくて登録できなかったとのこと。それは数年前の話で、今では事務以外の仕事もたくさんあるから登録はもちろんできるけれど、専門職が必ずしも有利ではないことの例ではないかと思う。
# by kumikokubo | 2005-11-22 00:51

よく考えて、でも決めつけずに。

派遣で働く人を見ていると「もっとよく考えれば良いのに」と思うことがある。
たとえば、仕事が忙しすぎて大変だったから契約を終了して「残業がない仕事がいい」と新しい仕事に就いたのに、暇過ぎて耐えられないとか、もっとやりがいのある仕事がしたいとか言う人。
忙しい仕事に就いていたときはとにかく、「こんなに忙しいのはもう嫌、毎日定時に帰れたらどんなにいいだろう!」としか思わず、「定時に帰れる仕事」の具体的なイメージや、そうなった時の生活をあまり考えていないんだと思う。毎日定時に帰れるということは少なからず手が空いてしまう時間があったり、雑用程度の仕事しか任されなかったりする可能性がある、ということでもあるのだ。そして残業ゼロだとお財布的にも厳しくなったりするしね。
今の仕事が大変だったり嫌だったりするときは、「何が大変なのか」「何が嫌なのか」を徹底的に(というか細かく分解して)考えてみるといいと思う。そして仕事が嫌じゃなかったときや充実していたときのことも徹底的に考えてみる。そうすると、同じ「忙しくて大変な状況」の中でも「伝票の締め切り時間がタイトだったのは大変で嫌だけど、仕事内容自体は好きだったな」というように、自分が「どういうことが好きなのか」「どういうことが苦手なのか」「どんな時に充実感を感じるのか」なんてことが見えてくるはず。
この「考える作業」は結構大変。大きめのノートと筆記用具をスタバに持ち込んで、1~2時間ゆっくり考えることをお薦めします。

その一方で「私はこれがやりたいんです」と、「自分がやりたい仕事」を頑なに決め付けている人がいる。そして就業がスタートして1日目とか2日目に「これは私のやりたい仕事じゃない」と言って辞めてしまう人も少なからず、いる。なぜ、わずか1日か2日で「これは違う」と判断できるのか、私には不思議でしょうがない。自分がやりたいドンピシャの仕事を1日目から任されるなんてことはないと思うし、仕事の範囲って自分がやりたいこと「だけ」ってことはあまりなくて、「あれもこれもやらなきゃいけない」ケースが多いと思うし。

最初に「よく考えろ」と言っておきながら、でも「決めつけるな」って言うのは矛盾しているかもしれないけど、「やりたいこと」を持ちつつ、それ以外のことにも対応できる順応性が必要なのではないかと思う次第である。
# by kumikokubo | 2005-11-20 01:24