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「扶養内」について考えてみる

6月から復職し、今までと違う企業を担当することになり…。そこは「週4日で10-16時勤務」という、育児や家庭と仕事を両立させたい人にはもってこいの条件で働いている人が多い企業。

しかし、その仕事は期間限定で、もうすぐ終わってしまうので、終了が近いスタッフさんたちに次のお仕事の希望を聞くと、皆さん口をそろえて「扶養範囲内」とおっしゃる。
週20Hとはいえ時給がそこそこ高いので、普通に働けば年間130万円を超えてしまうのだけれど、扶養範囲内に抑えるためにお休みを取っても構わないという、普通では考えられないような恵まれた環境だったのだ。

私が働いている派遣会社の案件はフルタイムが殆どで、「10-16時で、かつ週4」などという案件は皆無に等しく、更に「扶養範囲内」と言われると、もうお手上げ状態になってしまう。(今回の案件は特需とも言える、超レア案件だったのだ)

「扶養内」とは、一般的には年間103万円以内、もしくは年間130万円以内のことを言うらしい。
前者は、税金的に夫の扶養家族になれる年収、後者は社会保険的に夫の扶養家族になれる年収、である。
103万円以内だと「夫が妻を扶養している」ということで、夫にかかる所得税が安くなる。
130万円以内だと、夫が加入している健康保険組合に入れたり、国民年金の第三号被保険者になれて、保険料を払わなくて済む。130万円を超えて健保や国民年金の保険料を払うと、129万円の方が手元に残る金額は多い…ということで、年収160万円ぐらいまでは「働き損」になる、というのが一般的な見解になっている。

これだけ見ると、確かに「働き損は避けたい」「130万円未満なら払わなくて済むものを払うのはもったいない」と思うのも無理はない、と思う。実際、自分で払っても夫の扶養で払わなかったとしても、受けるサービスに変わりはないし。
しかし、世の中の「扶養内のお仕事です!」なんて案件は、働く時間が短いというのもあるが、実際のところ「時給がかなり安いから扶養内に収まる」という案件が殆どではないかと思う。派遣に限らず、直接雇用のパートなども同様である。
「働く時間が短い」から「任される仕事のレベルが低い(重要な仕事は任せられないから、どうしても簡単・単純な仕事になりがち)」から「時給が安い」という要因もあるとは思うが、私には、「扶養範囲内に収めるために時給を安く設定している」(悪く言えば、「扶養内」という美味しい言葉で安くこき使われている)ように思えて仕方がない。

実際、私が担当する企業も系列に派遣会社を持っていて、そこでは「週4で10-16時」の案件しかないらしいが、それで年間130万円に収まる時給が設定されているらしい(つまり、現在のウチの時給よりかなり安い)。

確かに子供がいるとフルタイムでの勤務は難しいので、パートタイムで働かざるを得ない、というのはとっても理解できる。
しかし、「扶養範囲内で働くのが得」だとは、私には思えないのだ。
たぶん、世の中の多くの人が「扶養内で働くのが得」と思っていると思うが、「扶養内に収まるという言葉をエサに、安い時給で使われている(かも?)」ということも、ちょっと考えてみて欲しいな、と思う。
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by kumikokubo | 2008-08-17 01:17