女性の生き方とキャリアを考えるブログ

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あなたにとって「いい仕事」とは?

お仕事を終了するスタッフさんから、「いい仕事あったら紹介してくださいね」とよく言われる。
しかし、一言で「いい仕事」といっても、人によって仕事に求めるものが異なるので、どんな仕事を「いい仕事」と思うか、というのも当然、人によって違ってくる。

1年ほど専業主婦をしていて、そろそろ働こうかと思っている友人にピッタリだなという案件があったので、「こんな仕事もあるよ~」と紹介してみた。
それは
・1日実働7時間
・残業なし
・仕事はパソコンを使った黙々系
・時給は一般的なレベル
・ドライな職場で、飲み会など一切なし
・3年以上の延長なし
という案件。
友人は仕事よりも家庭を優先したいというのがハッキリしていたので、彼女にピッタリと思って紹介したのだけど、この案件が他の人にとっても良いかといえば、そんなことは全くない。

この案件は、独身で一人暮らし、という人には不向きだ。
1日の実働時間が短く、実働7.5Hや8Hの案件と比べたら、同じ残業ゼロでも収入はかなり減る。その上、残業ゼロで収入が上がる見込みが全くない。
また、仕事でスキルアップや経験を積みたいという人にも不向き。3年以上の延長はないので、できるだけ長く続けたい人や、長く続けて評価されれば正社員への道も、、なんて期待する人にも不向き。

・・・といったように、ある人にとっては「いい仕事」でも、別の人にとっては全く「いい仕事じゃない」のである。

そこで、自分の価値観や、自分が仕事に求めるもの、人生の中での仕事の位置づけ、といったことを考える必要がある。これが、大学生が就職活動を始めるにあたって必ずしなければいけないという「自己分析」であるわけだけど。
残念ながら、一度働き始めてしまうと、「自己分析」の機会は少ない、というか、ない。
自分で意識して、しっかり考えていかないと、世間の価値観に流されたり、一時の都合や感情に流されたりもする。「残業が多くて大変だったから、残業ゼロの仕事がいい」と言って新しい仕事に就いたら「暇すぎる」とか「雑用しかない」とか言う人がいるけれど、それは、その人が「自分にとって大切なこと」を考えていないからだと思う。

というわけで、社会人の人には是非、折に触れて「自己分析」をして欲しいと思う。
「自分が求めているもの」を自分が知ることで、どんどん、手に入るようになっていくから。
もちろん、それを手に入れるための行動を起こした人だけ、だけれど。
自己分析をして欲しいものが分かったら、次は、行動。
「はじめの一歩」を踏み出してみて!
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by kumikokubo | 2007-04-24 21:56

辛い状況を乗り越えることの大切さ

週1回の学生向けキャリアカウンセリングの仕事は年明けから3年生の予約で大盛況。
エントリーシートの添削が最も多い相談事項なのだけれど、そこに「お約束」のように必ずある項目が「学生時代に最も打ち込んだこと」と「自己PR」の2点。

「学生時代に打ち込んだこと」では、単に「最も打ち込んだこと」を書けばよいのではなく、
・それを行う上で、どんな苦労や困難があったか
・その困難をどうやって克服したか
・そこから学んだこと、得たものは何か
といったことが求められているように思う。

つまり「困難な状況を、こうやって乗り越えました」という体験や実績が必須になるわけで。
最初は「何を書いていいかわからない」と言う学生も、話を聞いていくうちに必ず、シートに書けるようなことが出てきて、最後は明るい顔で帰っていく。皆、困難な状況を乗り越えているのだ。

まだ大学生で社会に出たことのない彼らが懸命に社会人への入り口をくぐろうとしている姿を見ると、申し訳ないけれど、既に社会人である派遣スタッフさんの意識の方が低いなと思ってしまうことがある。
就業先で辛いこと、厳しいことがあると、すぐに「辞める」という形で逃げてしまう人のなんと多いことか。そこで自分なりに頑張って乗り越えてみれば、自分の自信にもなるし、就業先の社員の人にも認められて違う展開になることだってある。もし正社員として就職したいならそのときに「こんな風に厳しい状況を乗り越えました」というアピール材料にもなるのに。でも、乗り越えられない人が本当に多いのが、残念ながら実態だと思う。

最近、人手不足感が各企業に広がり、就職市場は超売り手市場になっているけれど、中途の正社員募集は必ずしも増えていない(契約社員はものすごく多いけど)。「正社員を採用するなら新卒で」という企業が多いのだ。私には、その理由がすんなり納得できてしまう。

学生の就職活動と社会人の転職・就職活動、一見、競合しないように思えるけど、実はしっかり競合している。
既に企業が「正社員は新卒で採用して、既卒の人は派遣か契約社員など正規雇用じゃない形で使う」といった流れになっていることを認識し、社会人経験がある人は学生の素直さやひたむきさは見習うべきだと思う。
そして学生が頑張って辛い状況を乗り越えているのだから、社会人だって辛い状況を乗り越えないと、学生に太刀打ちすることはできない。
多少辛いことがあってもすぐに逃げないで、乗り越えていく経験を積んでいってほしいと思う。
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by kumikokubo | 2007-04-01 02:04