女性の生き方とキャリアを考えるブログ

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キャリアも分解して考えてみよう

昔、グロービスマネジメントスクールでクリティカルシンキング(論理思考)を学んだことがある。その後、このときの先生が開く英語クラスに通って、英語力よりも論理思考力を鍛えられた(英語そのものよりも、話す内容を指導されたから)。

論理思考の基本は「モレなくダブりなく」考えること。
たとえば「会社の利益を増やすにはどうしたら良いか」という問いに対し、何も考えずにただアイディアを出していくと、たくさんアイディアが出たとしても「本当にこれで全部なのか?まだ他にもいいアイディアがあるのではないか」と、なんとなく不安に思う。
それを「分解して考える」ことで、モレなくダブりなく考えることができる。

利益を増やすには
 ・コストを削減する
 ・売り上げを上げる
の2つの方法がある。
そしてコストを削減するには
 ・固定費を削減する
 ・変動費を削減する
の2つの方法がある。
じゃあ固定費を削減するには、、、といったように分解して考えていくと、モレなくダブりなく考えることができる。

「広告代理店でマーケティングの仕事がしたい」という人がいた。
でも、彼女の経験から考えると、すぐに希望の仕事に就くのは難しそうだった。とはいえ、それ自体を諦める必要はないので、そこに行き着く道すじとして、「広告代理店で働きたい」のか、「マーケティングの仕事がしたい」のかを考えてみてはいかがですか?という提案をした。
前者なら、「仕事内容は庶務的なものだけど、派遣で入って、まずは雰囲気を知る」という道があるし、後者なら「マーケティング会社で働く・メーカー等で働く」という道がある。

また「金融はノルマがキツかったから、もう金融では働きたくない」という人に対しても、まずは「金融の仕事(業界)」が嫌だったのか、「ノルマがキツいこと」が嫌だったのかを分けて考えれば、「金融の仕事自体は嫌いじゃなかった」ことがわかってもう一度金融業界も選択肢に入るかもしれないし、「ノルマがキツいのが嫌だったから、営業職ならどの会社でも起こり得るから営業職はやめておこう」ということがわかるかもしれない。

そうやって、キャリアも分解して考えていくと、「なりたい自分」や「行きたい道」が明確になったり、そこに行き着くまでの選択肢がたくさん見えてくるはず。

ちょっと悩んでどうしていいかわからなかったら、まずは分解して考えてみることをおすすめします。ぜひやってみてください♪
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by kumikokubo | 2007-02-23 01:05

ファッション誌が与える悪影響

だいぶ前になってしまうけれど、10月7日の記事に関連して、「女性向けファッション誌が与える悪影響」について書いてみたいと思います。

人気モデルが最新のファッションをまとって登場する女性誌。私たちの「憧れの世界」がそこに表現されているのだけれど、女性誌が与える悪影響って少なからずあるかも?と思い始めた今日この頃。

昔はファッション誌を買って、真似するのはファッション(=洋服のコーディネート)だけだったように思う。それがいつの頃からか、ファッション誌が「ライフスタイル」のお手本になってきた。それはファッション誌が洋服のみならずライフスタイルまで「ファッション」の範囲を広げたからかもしれないし、私が歳を取って、ライフスタイルをも提案する雑誌の対象年齢に入ってきたからかもしれない。「non・no」はライフスタイル提案をしていないけど、「Oggi」はしているから。
そして既に、ファッション誌によって「仕事」「生き方」「ライフスタイル」までもがファッションの一部になってしまったと思う。これが問題なのだ。

ファッションなら、流行に合わせてすぐ変えられる。服を買い換えれば済むだけのことだから。
でも生き方は簡単に変えられない。それなのにファッション誌は無責任に「カッコイイ生き方」を提案してくる。しかもそれは殆どの場合「実際にこんな人がいる」ということじゃなく、「モデルが1ヶ月着まわしで演じている」だけのもの。それなのに、実在しない人に憧れ、それを目指してしまう人が少なからずいる。だけど、もともとが虚像だから、「こうなりたい」という像も表面的なものになりがちだ。

以前の記事にも「広告代理店のみ希望」「化粧品会社のみ希望」なんてスタッフさんが少なからずいる、と書いたけれど、実は派遣でそれらの会社に行っても、コピー取りなど本当の雑用しかなかったりする。じゃあ正社員になればいいかもしれないけど、それはものすごくハードルが高い。総合職で着実にキャリアを積んできた人(しかも、かなりデキる人)でないと、箸にも棒にも引っかからないレベルであることには間違いない。少なくとも外見のかっこよさに惹かれるような人は試験を受けたって受からないという現実がある。だって、ビジネスなんだもの。

つまり、ファッション誌によって虚像を見せられ、それを職業の面で目指す人が増えたり、また虚像と比較して「今の自分は、、」って自分を肯定できない人が増えているのではないかということ。これが、悪影響だと思うのだ。
そして「制服ありの会社は不人気」って以前書いたけど、本当に仕事に打ち込むなら、制服の方が汚れを気にせず仕事に没頭できるはずなのだ。でも制服が不人気なのは、「お洒落じゃないから」。会社の行き帰りでお洒落すればいいだけの話なのに、それが嫌なのは仕事もファッションの一部になってしまっているから。それを見せているのはファッション誌なのだ。

もう一つ、ファッション誌に限らずだけど、「いま、うまくいってる人のインタビュー記事」がある。
いまうまくいってるからこそインタビューされるわけだから、当然といえば当然なのだけど、その人にも下積み時代はあり、厳しかった時期を乗り越えて今があるのに、クローズアップされるのは「成功している今」だ。もちろん、厳しかった時期のことも書いてはある。だけど、さらっと流されている場合が多い。そして「今」のことも、実際よりも良く書いてある(もしくは良いことしか書いてない)ケースが殆どだ。だって、インタビューする人のことを悪く書けないしね。
でもそういう記事を読むと、少なからず焦ったり、またしても虚像に憧れたり、うまくいってる時のことしか目に入らなかったりする。で、いきなりゴール(今のその人)を目指そうとしたりする。そこまでの辛いプロセスは何故かすっ飛ばされる。でもいきなりゴールには着けないよね。で、挫折したり、劣等感を抱く人が多数生まれることになる。これも悪影響だなと思う。

ファッション誌みたいに、ホントはみんなそんなうまくいってないから安心して!
と私は言いたい。
だってね、仕事ってカッコいいことばかりじゃ決してないから。本当に。
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by kumikokubo | 2007-02-12 00:57

「未経験可」の仕事をするには覚悟が必要

「経験はないけど頑張ります」と言って採用され、3ヶ月ほど頑張っていたスタッフさんから、「終了したい」という申し出があった。

経験はないけど、ぜひ就いてみたかった仕事に就けて数ヶ月。
最初はすごいモチベーションの高さで、意気揚々と「頑張ります!」と言っていたけれど、それはすぐに「自分は経験がないのに、社員の人が教えてくれたり、フォローがない」という不満に変わり、結局は、たった数ヶ月で終了することになった。その間、私も何度も話を聞きに行って励ましてきたのだけど、彼女の中ではどうにも納得がいかなかったらしい。

しかし、採用した側からすれば「経験ないけど頑張るって言うから、そこを見込んで採用したのに・・・。」という気持ちはぬぐえないのではないかと思う。
派遣は即戦力なのだから、教育して育てている暇なんて企業側にはないのだ。教育して育てるつもりがあるなら、派遣じゃなく新卒の正社員を採用するだろう。それでも「未経験でもいいよ」と言うのは「環境は整ってないけど、頑張ってくれるなら未経験でもいいよ」ということであり、本人のやる気と頑張りに期待をしているのではないかと思う。

何事にも経験が求められるこのご時世、「未経験可」の仕事はとても魅力的。
だけど、「未経験可」だからといって、「懇切丁寧に教えてもらえる」と思うのは甘いかもしれない。「自分は未経験なのだから、人一倍努力しなければ」という覚悟を持ってやっていかないと、長く続けてモノにしていくのは難しいのではないかと思う。
そして実際に、未経験で採用しても長続きしない人が多いから、「経験者必須」になってる案件が多いのだなと思った。

「未経験可」の仕事にチャレンジする人は、「やりたい!」と思った初心を忘れずに、覚悟を持って頑張ってくれたらなぁ、と思う。
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by kumikokubo | 2007-02-09 00:39