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女性の生き方とキャリアを考えるブログ

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相手のニーズや状況を考える

私が住んでいる駅前では、いつも複数の美容院の人たちがチラシを配っている。

私は出産予定日を過ぎた大きくて重いお腹を抱えて、「歩くのもやっと」というくらいよたよたしながら駅前のスーパーへ買い物に行っているのだが、その私にも「美容室でーす」と言ってチラシを出してくる。(複数の美容室の複数の人がいるが、出してこない人は皆無)
スーパーへ行くときならまだしも、帰りに荷物を持っているときでも容赦なくチラシを渡そうとする。

その対応に、「一体、何を考えて仕事してるんだ?」とイラッとしてしまう私。
私がもう美容院なんて行ってる場合じゃない身体であることは一目で分かるはずだし、「歩くのもやっと」という状況で、チラシを受け取る動作すら辛いのだ。そんな私にチラシを渡そうとする行為は、「こんな気が利かない店員がいる店には行きたくない」というマイナスにしかならない。

彼(彼女)らにも「この時間内に何枚配らなければいけない」とか「これを配り終えないと店に戻れない」といったノルマがあるのだろう。
しかし、だからといって、誰彼構わずチラシを渡そうとするのは効率的とはいえないし、私のようにマイナスに捉えられてしまっては元も子もないはず。
だが彼(彼女)らは、「チラシ配りを命じられたから、ただ配っているだけ」で、自分の頭で何かを考える、なんてことは一切やっていないのだと思う。

たかがチラシ配りであっても、自分の頭で考えて工夫する余地はあると思うし、また、そうしなければいけないのだと私は思っている。お客様という相手がある限り、相手のニーズや状況を考えることは不可欠だからだ。

というわけで、どんな小さなことでも、相手の状況を見て、相手のニーズを推測して、仕事をして欲しいなと思う。
そして、「チラシ配りの目的」が「店のPR」であることをきちんと意識すれば、マイナスになるようなことはしないと思うので、ここでも「目的を押さえる」ことは重要と思う。

余談だけれど、カウンセリングに来る学生さんの中で、「自分の強みは相手の立場に立って考えられることです」と言っておきながら、カウンセリングの時間を大幅にオーバーしても何も言わない人がいる。相手の立場に立って考えられる人は、「時間過ぎちゃって申し訳ありません」とか、一言言ってくれるものだし、実際、そういう学生さんも大勢いる。面接では、そういったところも見られていると思うのでご注意を。
by kumikokubo | 2007-07-12 09:45