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女性の生き方とキャリアを考えるブログ

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モチベーションを上げるのは誰?

時々スタッフさんから、時給アップ希望の理由として「モチベーションを上げたい」とか「時給が上がらないとモチベーションも上がりません」とかいう要望を頂戴する。
また、管理職をしている私の夫も、かつて女性の部下から、原因は忘れてしまったけど「こんなんじゃモチベーションも上がりませんよ!」と、文句を言われたことがあるそう。
「モチベーション」という言葉を持ち出すのは、わりと一生懸命仕事をしている30代の女性に多いように思う。仕事に気合が入ってない人や、あまり社会経験のない若い人は、モチベーションなんていう言葉を持ち出すことはまずない。

しかし。
新入社員とか入社2~3年目の若手社員であれば、モチベーションを上げるのは上司の役目かな、とも思うが、社会人経験が10年以上にもなる30代ともなれば、モチベーションを上げるのも下げるのも自己管理の一部だと思うのだ。
それを、上司や周囲の環境のせいにするのは「甘えてる」としか思えない私。

モチベーションが上がらないのなら、下がったまま仕事をすればいいのだ。そして、その評価が自分に返ってくるだけだ。
それで困るのは誰?派遣会社の営業マン?上司?それとも自分?
モチベーションが低い部下は、上司を悩ます「困ったちゃん」ではある。
でも、一番困るのは誰でもない、自分だと思う。

色々な職場があり、環境があるから、上司や環境に恵まれない場合だってある。
そんなときにも、自分の工夫で仕事に楽しみややりがいを見出すことはできるし、少なくとも、見出そうとする努力は絶対に必要だ。それでも見いだせなかったら、最後の手段として、割り切ってしまうとか、別の職場に移ってもいいとは思う。

別の職場に移るときだって、「自分がどんな工夫や努力をしたか」ということがアピールにもなるし、逆にそれを全くやってなかったら、「何の工夫や努力もせずに逃げたヤツ」としか思われない。

どんな環境に於いても、モチベーションを上げるのは自分の責任だということを忘れないで欲しいと思う。
by kumikokubo | 2006-05-01 01:43