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「頑張ってるのに評価されない」と言う前に

「他人の評価じゃなく、評価軸は自分に持とう」という記事を書いたばかりだけど、やっぱり人からの評価が気になるという人は多いし、「こんなに頑張ってるのに評価されない」と言う人がとても多いのも事実。

そんなとき私が思うのは、冷たいかもしれないけど「頑張ってない人なんていない」ということ。厳しいけど、お金をもらって働いているのだから、「頑張るのが当たり前」という面があるのは否めない。だから「頑張ってるだけでは評価されない」(こともある)ということを知っておいて欲しいと思う。

そしてもう一つ。「頑張る方向を間違えていないか?」をよく考えてみて欲しい。
例えば、「自分は仕事をたくさん振られて毎日残業しているのに、定時で帰ってるAさんの方が自分より評価されている」なんてことがあったとする。
毎日残業してる人は、振られた仕事をただ、こなしているだけではないだろうか。
一方、定時で帰るAさんは、業務を効率的に行う方法を提案して、同じ量の仕事を短時間で片付けて定時で帰っているとしたら、Aさんが評価されるのは当たり前だろう。
「ただ与えられた仕事を頑張る」よりも、「新たなものを生み出す」方が価値があり、評価だって高いのだ。
また、男性並みかそれ以上に頑張っている女性が、「いくら頑張っても男性の方が評価される。これって男女差別よ!」というケースも多いと思う。その場合、コミュニケーションのとり方が下手な場合がある。男性以上に頑張ってる女性はなぜか、言葉や口調がキツくなりがちなのだ。みんなの前で誰かを批判したり罵倒したり。そうなると「いくら仕事ができても、あの人とは一緒に仕事したくないよね」ということになり、評価は下がってしまうもの。いくら頑張って仕事をしても、組織の中では「困ったちゃん」になってしまう。仕事は自分ひとりではできないのだから、周りの人とうまくコミュニケーションを取っていくことが、仕事の成果そのものよりも大切だったりするのだ。

どうも、「頑張ってるのに評価されない」という人は、頑張る方向が違っているような気がしてならない。過去の私がそうだったから、今の私には不思議なほど、それがわかってしまう。
そして、私と同じ過ちをして欲しくないから、「評価されないのは、自分にそれなりの原因がある」ことに気づいて欲しいと思っている。
by kumikokubo | 2006-04-23 01:39