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主婦の再就職について考える

先日、NHKニュースで「就活」ならぬ「主婦活」をする主婦が増えている、とあった。
「主婦活」とは「主婦の再就職活動」のこと。
そこで取り上げられていた人は31歳で1歳半の子どもがいる方。
出産前は派遣で働いていたというのでブランクは2年ぐらいと推測される。
とても感じのいい方だったし、私は「この人は決まるんじゃないかな」と思った。

そこでふと思ったのは、一言で「主婦の再就職」といっても色々なケースがあり、「その人がどんな人なのか」によって難易度も、やり方も変わってくるだろうなということだった。

具体的には…
1.専業主婦でいる期間(=職歴がプランクの期間)の長さ
 もちろん、ブランク期間は短い方が良いが、長ければ子どももある程度の年齢になっていると思われるので、子どもの病気で仕事を休むリスクが軽減されたり(小さい子どもの方が病気をしやすいので)、保育園を探さなくていい(子どもがそれ以上の年齢になっていると想定)という強みもある(但し、母の再就職により子どもがメンタル的に不安定になるというリスクもある)。
 子どもがいない主婦は、子どものために仕事を休むということがないのでマイナス点が少ないが、ブランクが長い場合は3.で説明するような「何か」が必要になる。

2.専業主婦になる前に何をしていたか
 専業主婦になる前に一流企業のOLだった人と、フリーターとでは正直、再就職の難易度はかなり違ってくるかもしれない。
 転職を繰り返して職歴が多いこともマイナス要因となる。

3.専業主婦でいる間に何をしてきたか
 専業主婦であっても、子育てサークルを立ち上げている人もいるし、幼稚園や学校の役員でword、excelを使う機会が多い人もいる。
 家計をexcelで管理しているとか(できれば関数やグラフを使用)、自分の趣味でwebを立ち上げている、とかでもいい。
 ご近所や親戚づきあいなどで、自分と違う世代の人たちともうまくコミュニケーションを取っていることでもいいし、ご主人の仕事を手伝っている…とかでもいい。
 専業主婦であっても、求職活動にアピールできることをしている人と、そうでない人がいると思う。

4.現在の年齢は何歳か
 シビアではあるけれど、一般的に年齢が高くなるにつれ、再就職のハードルも高くなると考えて間違いないと思う。

さて、では対処法としては…。
1.については既に書いたとおり、ブランクが短い人は短いことを強みに、長い人は子どもが大きくなっていることを強みにする(しかない)。
「子どもがいる人は仕事を休みがちだから困る」というのは雇う側の本音だから、子どもが病気になった時の預け先の確保(一般的ではあるけど実家のサポートとか)など、雇う側の立場になって、不安要素を消すためのアピールは必要。

2.については、できるだけ、以前の職歴に近い仕事を探すことをお勧めしたい。
この不況で、企業が「同じ業界で同じ仕事をしたことがある人」を求める傾向がさらに強くなっている。
ブランクのない普通の職探しでもそういう状況なので、主婦が「今まで一度もやったことがない職種」で再就職するのは至難の業ではないかと思う(スーパーのレジ、とかは別だと思うけど…)。
OLだった人が近所でパート程度の仕事をしたい場合は、なかなか「同じ業種・職種」というのがないかもしれないが、できるだけ近いものを探すと良いと思う。
フリーターだった人は、(多分フリーター時代に経験したであろう)接客・販売などで探すのが良いのでは。

3.については、専業主婦の間にやってきた、「仕事」に使えるスキルをできるだけ探してアピールする、ということ。
仕事に使えるスキルとは、たとえば
・コミニュケーションスキル(感じの良い笑顔、言葉づかい、ハキハキした対応、など)
・OAスキル(word、excel)
・その他、特殊なスキル(web制作や財テク!?など)

4.については…。
40代以上になったら再就職はかなり厳しいと心得て、落ち続けても諦めずに根気良く探すこと(数十社落ちるのは普通だと思う)。
そして外見を若くすること。声のトーンを上げて若々しい声にすること。
年下の上司が「この人は使いにくいな」と感じないようにすること=「頼みやすい雰囲気」を持っていること。
2.で職種のことを書いたけれど、逆に、(経験があるからといって)事務職にこだわりすぎないこと。

そして、共通して言えることは、
「何故働きたいか」を明確にしておくこと(育児だけじゃ物足りない、とかだと弱いかも…)。
子どもや夫(場合によっては自分や夫の親)の了解を得ておくこと。

私の保育園ママ友で、近所の大学で事務のパートをしている人がいる。
その人は、恐らくブランクが4~5年ぐらいあると思うのだけど、上の子が5歳、下の子が1歳ちょっとで難なく再就職。
保育園と大学が目と鼻の先なので、「いいな~。そんな仕事があるなら私も応募しようかな」と思ったが、私とは年齢が違うことに気づき…(私、超高齢出産だからトシ取ってるし)。

「ママ友」って、「子どもの歳が同じ」ってだけで、その他の要因は激しく違うんだな…と改めて思った次第。
だから、「ママ友が再就職したから私も!」と思った人は、ちょっと冷静に考えてもいいかも。

「主婦の再就職」、まだまだ奥が深いところがありそうなので、このブログでまた考えていきたいと思います。
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by kumikokubo | 2010-03-25 00:39 | 主婦の再就職